多くの人々に愛され続ける帝国劇場ですが、建て替えのため休館することとなりました。
帝国劇場が建て替えによる一時休館を発表
2022年9月27日、劇場を運営する東宝株式会社は、「帝国劇場」を擁する「帝劇ビル」の閉館及び建て替えを発表しました。
帝国劇場は1911年(明治44年)3月1日に開場、現在の建物は2代目で1966年(昭和41年)9月に竣工しました。
建て替えの理由は竣工から約56年を経過(2022年発表時)したことによる建物の老朽化です。
東宝株式会社、公益財団法人出光美術館、三菱地所株式会社の3社共同で「帝劇ビル」と隣接する複合ビル「国際ビル」の建て替えが行われます。
2025年(令和7年)を目途に両ビルともに閉館し、帝国劇場と出光美術館は建て替え後の新しい建物内で再開する予定です。
帝国劇場の公演はいつまで?建て替えはいつから?
「帝国劇場の公演はいつまで上演されるのか」「帝国劇場の建て替えはいつから始まるのか」と気になっている方も多いようです。
帝国劇場はクロージングラインナップとして2025年2月まで公演が予定されています。
詳しい公演概要、日程・スケジュールは以下の記事にまとめておりますのでご参照ください。
2025年2月上演のミュージカル『レ・ミゼラブル』そしてCONCERT『THE BEST ~New HISTORY COMING~』を最後に建て替え工事が開始される見込みです。
帝国劇場の改修工事の完成予定は?休館はいつまで?
帝国劇場の建て替えによる改修工事の完成予定、そして休館はいつまでなのでしょうか。
記事執筆時(2024年6月時点)ではまだ詳しい日程は発表されておりません。
大規模な再開発のため、しばらく時間がかかりそうです。
リニューアルする帝国劇場を設計する建築家も気になるところです。
帝国劇場休館中 東宝の公演は明治座にて上演
帝国劇場の休館中は東宝による舞台公演は明治座にて上演されることが決定しました。
2025年3月には明治座にてミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』が上演されることになっています。
まとめ
美しいステンドグラスやモニュメント…。
現在の帝国劇場がなくなってしまうことに寂しさを感じている方も多いようです。
最後の帝劇での鑑賞で劇場を目に焼き付けてきたという声もよく耳に入ります。
また、今回の帝国劇場の建て替えに伴いバリアフリー化を求める声が広がっており、聴覚に障害のある人も楽しめる劇場を作ってほしいと2万1000筆の署名が集まりました。
運営会社である東宝もこれに応える姿勢を見せており、誰しもが舞台を楽しめる劇場作りに期待が高まっています。
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